018

曇り硝子の空

自分は絶対泣いてはいけない
そんな立場にいないのだから

妻や家族は泣いてくれる
それでも
自分は必死に涙をこらえる

でも別に
涙が枯れているわけではない

気を抜けば
目から溢れてしまうだろう

それでも
泣いちゃだめなんだ
絶対涙を落としてはいけない

そしたら
いつ泣けばいいのだろう

本当はいつも泣きたい
おもいっきり泣きじゃくりたい

でも
堪えなきゃ

誰か
助けて
泣かせて
許して